日本人は日本人の体質を知ることが大切。で、それに則った健康法をする方がいいことあるよ、という事を言ってる本。
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当然といえば当然かも知れないんだけど、よく見渡して見ると巷の色んな健康法が「それって日本人にも当てはまるの？」という視点が抜けているものが多いですね。
例えば赤ワイン。
ポリフェノールが含まれているからと毎日飲んでいたりすると逆にがんを引き起こす可能性があると言います。
元々欧米人と比べて日本人はアルコールを分解する能力が低いですからね。肝臓を悪くしたりしてしまうリスクの方が大きいそうです。
ポリフェノールが目的なら赤ワインでなくとも摂取できるので、他のものから摂った方が良いとのことです。例えば、緑黄色野菜、ナッツ、いちごなど。
オリーブオイルも心臓病予防になると言われてますが、日本人にとっては内蔵脂肪がつき過ぎて動脈硬化になる可能性があるんだとか。
ヨーグルトに至っては、食べることで逆にアレルギーを引き起こすこともあるそうで。腸内の善玉菌を増やす目的でヨーグルトを食べる人は多いけれど、日本人は元々善玉菌が多いそうです。なので毎日ヨーグルトを食べることの恩恵は少ないんだとか。日本人は納豆を食べていた方がよっぽど良さげです。
こうなると今ある健康法そのものが役に立つかどうか怪しいものが多いと言うことがわかります。欧米の食物は欧米人に合うのであって、日本人には合わないこともあるということですね。
けど、こういうのはもっと早く言って欲しいよなぁ〜と。テレビなどでもガンガン取り上げて欲しいくらい。でもそれやってしまうとモノが売れなくなってしまうと言うことなのか？？
立場を変えてみると不都合な真実というのはいくらでもあるわけで、1つの切り口だけでは到底分かり得ないと言う感じです。
ただこの著者が言っていることが本当に正しいかどうかは検証しなければわからない。欧米人の健康法か日本人に合わないというのと同じくらい、それ（日本人には日本人の健康法が最良ということ）は一概には言えないと言えるかも知れない。
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結局、こういう類のものって何が本当なのかさっぱりわからない、というのが私の感想です。例え医師という肩書きの人が書いていたとしても。