いつだか、なんかの番組でスティーブン・スピルバーグの映画に出演した俳優がこんなエピソードを話してました。
自分がセリフを間違えてNGを出した時、
「しまった〜!」
と思ったんだけど、
その時、監督のスピルバーグはこう言いました。
「今、カメラが上手く回ってなかったから、悪いけどもう一度演じてくれるかな?」
しかもニッコリ笑顔で。
俳優は自分のミスだと気付いているのに、
監督にこんな温かい配慮を取られたら、
その俳優は
「この監督のために一生懸命やろう!」
とか
「絶対、もっといい演技してやる!」
とか思うはず。
こういう配慮がスピルバーグは出来るんですね。
大物というか、余裕がある、懐が深いというか偉大な人だな〜なんて感じてしまうけど、スピルバーグ自身も映画にかける情熱があるから、演じる俳優達には最大のポテンシャルを発揮して欲しいはず。
そう考えると、セリフを間違えて俳優に怒鳴って
「もう一回やれ!」
というアプローチでは、俳優のポテンシャルは引き出すことは難しそうです。
これ、仕事でも同じようなことが言えそうな気がしますよね。
「この人のために一生懸命やろう」
と思ったことって、仕事でも過去何度かありますが、言い回しは違えど上記のスピルバーグのような実力があって、配慮がしっかりしている人に対して思ったんだな〜と、今ちょっと思い出しました。
上長、部下の関係だけでなく、同じ同僚とか取引先に対してもそう思えたことはあります。
ただ、この配慮っていうのは皆に対して有効ってわけではないように思うので、各人に対して「配慮」を使い分けしなければならないと思います。
そのためには、普段から相手をよく観察するとか、コミュニケーションを取って、意識齟齬を無くす努力をするとかが必要ですね。
でないと、人によって取る配慮を変えることは難しいと思いますし。
今、スピルバーグの新作が上映中ですが、懐かしのキャラクターが勢ぞろいして出演するなんて宣伝していたので、かなり気になります。
なんと言ってもスピルバーグの映画にガンダムが登場するんですから。まあ出ても一瞬かも知れませんが。
最近は映画を見ていないので、見るとしたら久々の映画鑑賞になります。
アクション映画なんだろうけど、人が少なめな夜間上映時間帯に観に行きたいな〜。